SHIROKUMA

だいたい自分用

『それでも恋するバルセロナ』

ウディ・アレンは苦手・・という偏見が、『ミッドナイト・イン・パリ』でちょっと払拭された。
なのでその苦手意識をどんどん克服していこう!ということで、有名な作品から観ていくことにしたウディ・アレン・プロジェクト。


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感想・・
感想かぁ~


こういった類の話って、登場人物によって違うさまざまな恋愛に対する姿勢とか考え方とかに
"あ~~共感するわ~~!!!!"
みたいな感じがあれば一層楽しめるんだろうけど。
特に恋愛に対して熱い情熱とか信念とか持ち合わせてないわたしにとっては、『なんかいろいろ大変だなぁ~』ってぐらいなもんです・・。


ヴィッキー(レベッカ・ホール)はこの中ではまだ一番わかるけど、それでも重たいな~~!
自分の気持ちはぶつけるのに、でもダメだから優しくしないで!って・・。
だったら内に秘めてなさいよ、と。


逆にクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)は達観しすぎて、は~こんな考えの子ほんとにいるのかね~と。
この役柄はウディの理想系なのかな。笑
うん、かなり魅力的でデキル女だし。あとスタイル抜群ね!!


マリア(ペネロペ・クルス)に関しては、もうウソでしょ?こんな人いたらやだよ、ってレベルで共感もなにもないんですが、とにかく美しすぎて!!!!
スペイン語を話すペネロペ・クルス、めちゃくちゃかっこよかったな~。
そういうシーンはだいたい怒ってるんですけどね。
これはナイス配役!天才肌の情熱家、すごい合ってました。


フアン(ハビエル・バルデム)はまぁやり手っていうか見境ないっていうか、本性がわからんっていうか、お盛んですわね~と。でもこれ・・魅力的なの?


この関係、どういうオチをつけるのかなぁ~と思ったら・・なんともパッとしない、でもすごく現実的な終わり方でした。
まぁこうなるよね~と。


冒頭からナレーション三昧でこの処方には賛否両論っぽいですが、
わたしは分かりやすいし時間短縮にもなるしいいかなぁと。
もしこれをシーン増やして演技であらわすとなったら、こういった作品は90分~100分くらいでサクッと終わってほしいわたしにとってはちとつらい。
それに舞台はバルセロナに入ってからが本番ですからね、経緯とかの余分なシーンはなくていいと思います。



ウディ映画、特に深いことを考えずダラダラ観れる感じはいいかなぁ~。
次は『アニーホール』あたりの予定。