ペーペーが今さらなこと書きますけど
2013年初頭、今年は映画強化年間だ！と高らかに宣言。
なんで思い立ったかって言うと、周りの影響100％。音楽好きには映画好きも多い。
共通の映画話で盛り上がってるみんなはキラッキラしてたので。いいな～と。
しかし熱しやすく冷めやすい性格ゆえ、いつかパタリと途絶えるだろう・・と思ってた、けども！
これまで無縁だったTSUTAYAさんに足繁く通いだして早半年以上。
忙しくて見れない時もあったけど、平均したら週２～３本くらい観てるんじゃないでしょうか。
といっても今まで本当に本当に観てこなかったので（年間で１ケタレベル）、周りの方々に比べたらはるかに知識が乏しいですけど。
それでも段々と自分が好きな作風が分かってきた。
簡単に言うと、後味すっきり！なやつ。
意味深な終わり方とか悲劇とか救われないとか、苦手。
あとやっぱり見た目でも楽しませてほしい。
服とか家具とかがステキだと、ご飯が美味しそうだとそれだけでテンションあがる。
で、結果、ウェス・アンダーソン監督に行き着いたわけです。
ほんとオシャレ。もうウェス・アンダーソンすきって言うのが恥ずかしくなるレベルで斜め上をいくオシャレ感。
なんかしらないけど洒落たものを“洒落てるから”って理由だけでいけすかない印象を持つわたしも（ひどい）、ウェスアンダーソン先生だけは！完敗！
あと、皮肉・嫌味っぽさやシュールさをすごくチャーミングに撮るので、観ててイヤな気分になったりイライラしない。ニヤっとする。
ストーリーは平坦だったり退屈だったり突っ込みどころ満載だったりもするんだけどね、終わりよければ８割方オッケーなわたしなので、しっかりカタルシスがあっての終盤、な彼の作風がすきなんです。
それが切ない終わり方だったとしてもね。
（この前売り券の特典ポストカードとかもほんとセンスいいよな～）
でも正直、『ムーンライズ・キングダム』はあれ～？って部分が多かったです。
あるものに打たれるシーンとか、ありえなさすぎて笑うとこだと思うんですけど。ちょっと引いちゃった。
でもレトロな雰囲気がもともと大好きなので、その辺はほんとたまらない。60'S感プンプン。
大人たちが総じてダメダメなのも可笑しい。
この映画のチャーミング枠はエドワード・ノートン。この役をオーウェン・ウィルソンがやってたらな・・というのを想像しなくもないですけど。
『天才マックスの世界』は、イタイ中学生VSイタイおじさんの絡みが見どころ。
途中、マックスの余りのイタさに萎えそうになりますが、最後の１５分がグッとくるんで。
チャーミング枠、ビル・マーレイ。
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』はセンスのかたまり。
すごいこだわりをもって選び抜かれた場所・衣装・小物であろうことが伝わってくる。
オーウェン・ウィルソンのたるんだお腹に萌えます。
でもチャーミング枠はビル・マーレイ。
『ダージリン急行』はわりと目的と到達点がハッキリしてるわかりやすいストーリーかも。
インドが舞台なんだけど、ここでもやっぱり監督のセンスが光るね。
チャーミング枠、オーウェン・ウィルソン。
『アンソニーのハッピーモーテル』はデビュー作ということもあり、いろいろ垢ぬけてない。
オシャレでもなく、ストーリーもチャーミング度もイマイチ・・。
『ファンタスティック Mr.FOX』は、キツネたちが主人公のストップモーション・アニメーション。
アニメーションってだけあって、ハラハラもするしホロリもする、動きのあるストーリー。
家族・仲間・上下関係・嫉妬・恋愛、ちゃんと全部詰まってる。いつか子供に見せたい。
ただ、製作で参加している『イカとクジラ』は全然おもしろくなかった・・
家族全員がわがまますぎる。エピソードも気持ち悪い。
そしてウェス・アンダーソン作品、今のところのNo.1は『ライフ・アクアティック』。ベタですね。
これもね、内容はまぁいろいろアレだったりするんですけど。
やっぱり映像観てるだけでワクワクする。
おじさんたちの真っ赤なニット帽も可愛い。
この映画の一番の見どころは、みんなで“あるもの”を見るシーンかと思うんですがね。
それよりもわたしは最後の最後、みんなが集まってくるところが一番好きなんです。
それまで紆余曲折いろいろあるんだけど、からのこの爽快感！
もーー、はーーーよかったわーーってなる。
チャーミング枠でおわかりかと思いますが、キャストがだいたい一緒です。
あとわたしのビル・マーレイとオーウェン・ウィルソンびいきが顕著に表れてますね。
おじさんを可愛く撮るのがほんとうまいんだわ。
まぁなんやかんや言ってますがわたしの中では 映画＝娯楽 ですから。
目で見て耳で聞いて心が踊れば。うん。
ウェス・アンダーソン、今は新作を撮影中だとか。
もちろんビル・マーレイおじさんも出演するそうで。
楽しみ。
