観たもの・2013年12月
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〜前編〜』
『劇場版 魔法少女まどか☆マギカ 〜後編〜』
『SUPER8』
『アヒルと鴨のコインロッカー』
『きっと、うまくいく』
『クロニクル』
『パシフィック・リム』
『はじまりのみち』
『エンド・オブ・ホワイトハウス』
『ゼロ・グラビティ』
『きっと、うまくいく』
昨日観終えたんですが、まだ心が震えてるー!
公開中の時からいい映画との評判は耳にしてたんですが、
インド映画か・・170分か・・でスルーしてました(いや、こっちでやってなかったのかも?)。
で、やっとこさレンタルしたわけですが。
もうね、いろんな出来事が次々と起こるから、170分全然退屈しなかったよ!
話の内容としては『サニー・永遠の仲間たち』に似てる。
あと結末の『うまくいきすぎ感』も似てます。
けどね、何回か言わせてもらってますが、わたしにとって 映画=娯楽 なので。
悪いやつをぎゃふんといわせて主人公たちがハッピーになれば、こちらとしては万々歳。
細かい矛盾とかはまぁいいじゃん!と。(もちろんミステリーとかはちゃんとしてて欲しい。コメディはいいのよ。)
そういう面で、この映画は本っっ当に良かった!
映画でめったに泣かないわたしですが、久々泣きましたよ。それも何度も。
そして横道世之介や桐島の時に感じた、『またアイツらに会いてぇ・・!』感がすごい。
多幸感いっぱいですわ。
一応どたばたコメディと称されてるけど、声を出して笑ったーみたいな感じではなかったかな。
笑える箇所といったら、申し訳ないけど途中に挟まれるインドインドしたミュージカルですかね。
もともと突拍子もなくはじまるミュージカルが苦手なので。
馴染みがなさすぎて、そしてあまりにも想像通りのインド感で、ちょっと可笑しかったです。(決してバカにしているわけではない!)
観終わったあとは、そんな可笑しかったシーンでさえ、愛おしく感じるんですけどね。
そしてただ笑って泣いての『いい話』だけでなく、インドの社会情勢もしっかり挟まれてます。
この映画の舞台は超難関・エンジニアを育成する大学。
そこに通う学生の背景はさまざま。
貧困・プレッシャー・世間体・競争、いろんな圧を抱えてる。
そしてインドは、自殺者が世界で一番多いらしく。そんな闇描写もあります。
それくらいいろんな感情や出来事がグッと詰まってて、からの最後の大団円!!
こういうベタで分かりやすい作品、今日日なかなかないよなー
タマフルで宇多丸先生もTOP10を発表してたし、
わたしも数少ないながらも考えてみるかーと思ってた矢先。
これは上位に喰い込んできそうだ!
あとは、みんな大好きパシフィック・リムも借りたよ。観なくては。
観たもの・2013年11月
あ、ごめん。忘れてた☆
『セレステ&ジェシー』
『スプリング・ブレイカーズ』
『リンカーン』
『ザ・マスター』
『ジャッキー・コーガン』
『グランド・イリュージョン』
2013年、終盤も終盤!
宇多丸もトップ10を発表したことですし、
ここから駆け込みでいろいろ観る!つもり!
いいやつがようやくレンタル始まったくらいなんだよな〜
がんばろ、がんばれ。
『スプリング・ブレイカーズ』
繊細な話だったなーー。
もっとはじけた大学生のキャッキャしてる映画かと思いきや。
わたしたちは他と違う。
もっとなにかできるはず。
今が楽しければそれでいい。
そんな願望と欲望で巻き起こる、負の連鎖とすれ違い。
家族に電話してるシーンが本当に切ない。
やっと自分の居場所を見つけたのって言ってはいるけど、すごく淋しそう。
確かにその輪の中にいれば最高に楽しい。
でもふっと我に返った時の自分が虚しい。
作中、ずーーーっと虚無感が漂ってる。
それは彼女たちの複雑な"こじらせてる"感情を、理解・経験してきた大人が作ったからだろう。
観ている大人のわたしたちも然り。
きっと映画の中の彼女たちは、ほんとうにこれがすべてだと、本気で思っているに違いない。
ある意味、桐島っぽいのかな。
一見大胆に見えても、いろんな感情が巻き起こってる、静かな嵐のような映画でした。
誰かの『業務用スーパーで売ってる馬鹿みたいなサイズの肉で繊細な料理作るみたいな映画だった』
というツイートにceroの高城さんが『正解!』って返してたんだけど、
もうまさにまさに!それそれ!
あーそういう気のきいた例えができるようなユーモアさ、欲しい(結局自分のはなし)。
『セレステ ∞ ジェシー』
夫としては不合格だから離婚するけど、最高に気が合うから毎日一緒の親友同士で♪
という関係のセレステ&ジェシー。
その関係に大満足なセレステ♀
いつかヨリが戻せると信じてるジェシー♂
終始セレステの自分勝手さにイライラしてたんですが、
よくよく考えたら自分にソックリなんじゃ・・と気付きはじめ。
小娘に『人より賢いと思ってるところが致命的ね』と言われ、おっと・・。
自分を気に入ってくれてる男性からの『自分の選択が正しいと思ってる』で、
グサーーーーー!!
うん分かってる!分かってっから!涙
まぁイライラしたというのも他人事で客観的に見れてるからであって。
いざセレステの立場になってみたら、きっとこういう自分本位なずるい考え、出ちゃうと思う。
友人に『こんなの異常よ!』って怒られて反発しちゃうんだけど、きっとセレステも分かってる。
分かってるんだけど自分自身を肯定したくて必死に弁解してる。
相手を否定したくて必死に悪態ついてみる。
あるよね、こういう黒い部分。誰でも。(え、わたしだけ?)
しかもジェシーだって、やっぱり頼りない。
そりゃ30も超えたらいろいろ現実的なこと考えちゃうもんね。
気が合うってだけで、一生一緒にいられないよな。
・・・・わーーー!蓋をあけてみれば、なんだかんだセレステに共感しちゃってるじゃん!!!恥
でも最後、ちょっとしたセレステの成長描写みたいので終わるんですが、
気持ちの変化はあろうとも、人間そう簡単に成長なんてできるか、へっ!って思ってしまった。
結局わたし、一歩先ゆくセレステに対して妬んで終えるというなんとも哀れな状態に・・。
『ヤング≒アダルト』みたく、こいつ全然懲りてねぇ・・!みたいなのを笑ってたんですが、
それは心のどこかで安心してたのか・・?
成長できない自分がすごく空しくなってきた!
頭では分かってるのに!くっそーーー!
ということで、個人的に自分のいやなところを突き付けられた、悲しい1本になりました。
完全に私情挟みすぎ!
しかしセレステ役のラシダ・ジョーンズのような健康的な美人、すごく好みだなー!
マークロンソンと婚約してたのか~うらやまし~